「村上T 僕の愛したTシャツたち」が面白い。【村上春樹】

めちゃくちゃ好きかって聞かれると、そうでもないんだけど、ついつい作品はチェックして読んでしまうくらいのムラカミファンです。

今回手にとったのは、『ポパイ』で連載されていた人気エッセイが一冊にまとまった、つい集めてしまっているTシャツに関する本です。

つい集まってしまったTシャツたち。『ポパイ』連載の人気エッセイが一冊になりました!村上春樹の段ボール箱で積み祝がった膨大なコレクションから、Tシャツをめぐる18篇のエピソードと108枚のお気に入りTを収録。Tシャツにまつわるインタビューも。

これまで自分は収集癖がなかったほうなんですが、レコードプレーヤーを購入してからというもの、気づいたらレコードが少しずつ増えていき、収集家への道に片足突っ込んだか?と自覚し始めております。

村上春樹氏も世界中を巡る度にその土地その土地で、レコードショップを巡ったり、見つけたTシャツを購入しているそうです。

ロックT、マラソン完走系、タイアップモノ、ノヴェルティ系など、「なんかわかるなー、そういうTシャツ自分ももっているな、ライブTシャツとかついつい買っちゃうもんな!」と共感できる内容もあったり、

そんな場所まで訪れてるんですか?と驚くくらい世界を飛び回っていて、読んでいて面白いです。

まだまだステイホーム気分が続く中、いつもの難解な村上節の作品よりも、ちょっとした写真と軽快なエッセイを、気軽に手にとってみるのもいいんじゃないでしょうか。

振り返ってみると、村上春樹氏が読者の質問に答える期間限定サイトも好きでよく見ていたなぁと思い出しました。

僕が人生においておこなったあらゆる投資の中で、それは間違いなく最良のものだったと言えるだろう。