IQ (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:ジョー・イデ

先日、一人で本屋をブラブラしているときに思わずジャケ買いしてしまった一冊。
久しく探偵もの、ミステリーを読んでいなかったので
どうかなと思ったけど、面白すぎて一気に読んでしまいました。

目次

作者:ジョーイデとは

日系アメリカ人。ロサンゼルスのサウスセントラル地区出身。
政治学者のフランシス・フクヤマは従兄にあたる。
様々な職業を経て、『IQ』で小説家としてデビューし、
2017年アンソニー賞、マカヴィティ賞、シェイマス賞の
最優秀新人賞を次々に受賞。
さらにはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞および
英国推理作家協会(CWA)賞最優秀新人賞にもノミネートされるなど
高い評価を得た。

サンタモニカ在住

今回がなんとデビュー作の遅咲きの新人作家。
おそらく50代くらいじゃないかと思います。
デビュー作にして数々の賞を受賞しており、
各方面から高い評価を得ているということで、
否が応でも期待が高まります。

あらすじ

ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは“IQ”と呼ばれる探偵だ。
ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の相棒の口利きで
大物ラッパーから仕事を請け負うことに。
だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ」という異様なものだった!
奇妙な事件の謎を全力で追うIQ。
そんな彼が探偵として生きる契機となった凄絶な過去とは―。

新たなる“シャーロック・ホームズ”の誕生と活躍を描く、新人賞三冠受賞作!

まさしくブラック・シャーロックに相応しい、
鋭い洞察力をもった主人公の冷静沈着なキャラクターがとてもいい。

まとめ

名前のイニシャルのIQが示すとおり、
IQが並外れて高く、シャーロックホームズのように、
謎をとき、難問を解決していきます。

全体的に映画を見ているような、アクションとスピーディな展開が魅力的で、
読んでいて感じたのですが、GTA(グランド・セフト・オート)のような世界観に、
頭のいい、クールでカッコいい黒人青年が活躍するようなイメージといえば、
わかりやすいかな。

過去の回想シーンでは、悲しい事件のあと気力を失った主人公が
少しずつ立ち直っていき、探偵への日々に繋がっていきます。
過去の出来事から優しさと強さを身に着けて、現在の事件に立向う。
探偵ものだけど、独りの青年の成長の物語。

久しぶりに気持ちのいい読了感に満たされる小説に出会うことができました。

小説のジャケ買い、今度してみませんか。

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